
2009年11月13日 17:49
前回に続き今回も至民中学校見学のお話しをさせていただきたいと思います。
今回は建物をご紹介いたします。
田畑に囲まれた道路をまっすぐに進んでいくと小高い山の上に至民中学校はありました。
道路脇にはコスモスが咲揃い、山々の緑を豊かに感じられるゆったりとした場所でした。
エントランスから入ってすぐにある“しみんホール”は、
自然光がふんだんに取り込めるように大きな窓が配置され、周辺の山々の緑がやさしく
目に映ります。
この“しみんホール”は地域住民の方にも開放されているようで、
「近くに遠足に来ていた幼稚園児がお弁当を食べるのに利用してこともある」そうです。
確かに・・・ホールに面するデッキにでてお弁当を食べるのも気持ちがよいでしょうね。
建物の中心となる“葉っぱの広場”には、高い天井からクラスター旗が吊り下げられ、
学生の作品も数々展示してありこの学校の活気が感じられます。
この “葉っぱの広場”から各クラスターエリアに枝分かれているのですが・・・。
この学校、かわった形をしていて建物内の方向も判断しにくく、
その上、開放的な空間が続いているので目印になる物がなくて
迷子になりやすい建物のような気がします・・・。
私も初日に何度か迷子にならせていただきました・・・。
(“葉っぱの広場”で校内図を見てきょろきょろしている人の大半が迷子でした。)
クラスターエリアは各教科の教材がオープンに閲覧できるようなっており、
設計側のアイディアに加えて先生方の「目につくような展示工夫」が感じられます。
授業もこの教材を使って行われることもあるようです。
私もついつい見て触って「習ったな~」と懐かしさに浸ってしまいました。
教室にも掲示スペースが広く取ってあり、生徒が作った問題などが展示されており、
生徒達も休み時間に問題を考えたりしているようです。
授業以外にも「考える」ということを、生徒が自然に行える仕組みができているように
思えました。
教室からは中庭が見えほかの教室の授業の様子も窺うことができるようです。
この中庭には1階にはデッキ、2階にはベランダがあり、お昼には生徒達が
ベランダで並んでお弁当を食べているのを目にしました。
生徒達はこのベランダで「マッタリ~」と過ごすのが好きだそうです。
ベランダの手すりは寄りかかって「マッタリ~」するにはちょうど良いサイズで、
生徒がいなくなった後ついつい私も「マッタリ~」してしまいました。
「生徒の好きな場所がある学校」って素敵だな~と思ってしまいました。
私が過ごした「学校」という建物は、どちらかというと「暗い」「単調」「閉鎖的」
というイメージがあります。
そんな私が、この学校を見学して「明るい学校だな」と最初に感じたんです。
「新しい学校明るく感じて当たり前」なのかもしれませんが、学校の持つ独特の重々しい
空気が感じられないというか、学校全体の雰囲気が明るいというか。
そういう「明るさ」を感じたんです。
それは建物が新しいだけでは醸し出せないもので、使う人の気持ちに左右されるものだと思います。
至民中学校では建物に仕込まれた意図を使う人がどんどん引きだして
生かしていこうとする気持ちが「明るさ」となって醸し出されているように感じました。
口で言えるほど簡単なことではないと思いますが、
至民中学校にはこれからもこの「明るさ」を醸し出し続けてほしいなと思います。
個人的な意見ですが・・・。

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