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新聞紙でできた断熱材!〜マツナガ セルロース〜

2009年10月19日 19:11

健康住宅、シックハウス・アレルギー対応、・・・・。
基準法の改正も伴い、このような言葉をよく耳にするようになりました。

お客様からのお問い合わせの中でも、
仕上材(建物や家具の表面の材料のこと)以外に
木造建物の躯体部分に使用する柱や梁の素材や断熱材の種類等、
建物に使用する材料一つ一つを、健康にいいものかどうか確認されるケースが増えてきました。

前回ご紹介したマツナガセルロースのような断熱材(グラスウールというガラス繊維でできたもののかわりにセルロースという新聞紙でできたもの)
に興味をお持ちの方も増えています。

DSC_0270

今回は、このセルロースのお話です。

DSC_0271

前回のブログで書きましたが、新聞紙で出来た断熱材は無臭でふわふわ。
とても柔らかくて、まるで布団の綿毛のよう・・・。
天然素材100%というだけあって、確かにグラスウールの印象とは全く違います。

気になる断熱性能はというと・・・
グラスウール100㎜と比較すると同じ100㎜で室温の温度差が5°程度小さくなります。
これは、柱間にセルロースファイバーをびっしり吹付け、
隙間を作らない工法のため、気密性に優れるためです。
又断熱性のみならず、充填するために非常に重量があるため防音性能にも優れ、
天然素材の呼吸ゆえに適度に湿度を調整してくれて結露対策面でも効果的です。
新聞紙なので燃えやすいのでは?と考えますが、隙間がなく酸素量が少ないため表面の炭化のみで燃え広がることがないとのことです。

このように、いろいろな面で優れているセルロース。
気になる省エネ効果ですが、年間10万円程度光熱費が違ってくる結果データがありました。
施工時には、専門の人間が現場で吹付け作業をするため当然グラスウール等と比較するとコストがかかります。
イニシャルコストを考えるとだいたい10年間で設備費用が回収出来る計算です。

金額面だけ考えるとまだまだ起用するのは難しいですが、
地球環境、生活環境、健康面から長い目で考えるとメリットの大きいことが分かります。
計画時というのは目先のことに精一杯になりがちで、
目に見えてこない部分にはなかなか投資出来ないケースが多いのですが、
これから少しずつ意識が変わっていけたらいいな、と思っています。

昔幼少の頃遊びで作った段ボールハウス。
今の私の仕事の原点だと思っていたあのお家、何となく温かかったもんなぁ〜・・・。

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1971年 横浜生まれ。
建築を学んだ後、大手工務店で木造住宅の設計や街並プロジェクトに携わる。2005年独立。

お客様との会話から生まれる空気感などをヒントに、イメージを形にしていくのが設計の仕事だと思っています。住み手が「ずっと以前から住んでいたように感じる」ような、居心地のいい家づくりを目指しています。

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