
2010年07月17日 07:42
昨日は建築会館ホールで行われた全建女(全国女性建築士連絡協議会)に出席してきました。
今日までの2日間のプログラムですが、今日はこれからお茶のお稽古のため、1日目だけ参加しました。
大学時代の恩師が最初にあいさつされ、帰り際、直接お話できてよかったです。
基本的に「女性」を表に出すようなことは数年前まで避けてきた私。
でも、この組織と男女雇用機会均等法などの社会的な流れのおかげで今の私たちの人権なり、社会的地位というものが確立されてきていることを改めて知ることができて、とても有意義なお話を聞くことができました。
そして、私が懸念してきた男女平等という言葉の誤解をこの団体では私と同じように認識していることに感激しました。
つまりは、私が大それたことを言える立場にないのですが、女を全面に出して権利ばかり主張するようなことはしたくない、というのが私の中に長年あったわけなんです。
基本的に男性と女性は違います。
でも、地球上には男性と女性がいて・・・
平等というのは、ともすれば、お互いのいいところをつぶしあう可能性もあります。
なんでもそうですが、相手の良いところをお互いに出し合うことで、成長なり、進歩、発展につながるのですから、男女にしても、得意なところを得意な方がして、トータルでフィフティフィフティであればいいというのです。
そうそう!と思いながら聞いていました。
明らかに不平等だった時代を切り開いてくださった諸先輩たちは戦闘態勢だったことも多々おありでしょうが、そのおかげで常に戦闘態勢である必要はなくなってきたと思います。
互いに認め合い、尊重しながら、皆様や自分たちのためによい街づくり、環境づくり、空間づくりに携わっていきたいと思います。
また、そういうお仕事に携わっていけることを幸せに思います。
さて、今日からまたがんばろっと!!
2010年07月10日 17:18
先日、知人から子ども部屋を2つに分けられるように作ってあるんだけど、そろそろ分けたいと思って・・・という依頼を受けました。
洋風の素敵なおうちで、もともと分けられるように作ってあるので、割と簡単な工事で済みそうです。
でも、他の壁と同じ廻り縁(天井と壁の間に付ける部材)と巾木(床と壁の間に付ける部材)を探すのは大変だなぁと思っていたら、新築した際に施工した会社がその分を取っておいてくれていたのでしょう。
そんなような棒があった気がする・・・とお客さんに言われ、見てみるとちょうど足りる量の廻り縁と巾木がありました。
壁紙も似たようなものを探してサンプルを10種類くらい集めて、既存の壁に合わせたら、ほぼ同じものを見つけることができました。
ただ、3m弱の壁を作るだけですが、大工さん、クロス屋さん、ペンキ屋さんが入るので、割高にはなってしまいます。
職人さんにはそれぞれお金を払ってあげないといけないからです。
それでも、最初に分けられるように作ってあったので、余計な工事はいりません。
建物を長く大切に使うためには、家族構成の変化に対応できることはとても重要な要素のひとつです。
窓もドアも物入れもちゃんと分けられるように作ってあるのです。
将来、また一つに戻すこともできます。
これからも大切に使って行ける建物を提案していきたいと改めて思った今回のリフォームのお話でした。
2010年07月07日 15:11
畳文化を体験してみようというイベントがあり、週末に北鎌倉の明月荘に行ってきました。
ここは戦後間もない昭和21年8月に石橋又義氏によって建設されたものだそうです。
文化の伝承に値するものですが、大規模改修の予算が付かないため、今月末で閉鎖されてしまうというのです。
小学校5年生の娘と娘に絵画と習字とバスケを教えてくれているコーチと3人で参加しました。
北鎌倉駅から明月荘までの道のりはたくさんの人でしたが、あじさいがとてもきれいでした。

ゆかたを着て、畳の上に座り、明月荘の説明を伺い、庭に出て、茶室を眺め、茶花を生けて、お茶菓子とお抹茶をいただきました。
娘も楽しんでくれていたし、私も改めて日本の素晴らしい畳の生活を考えさせられて、とてもよい一日となりました。
木を使うことは森林破壊、自然破壊、地球温暖化につながると思われている方もいらっしゃるでしょうが、建物は土地に合った素材が一番だと思います。
すみかという考えから言えば、他の動物と同じように自然に帰る素材を使う方がいいのではないでしょうか。
もちろん、新技術は目を見張る発達を続け、伝統にのみこだわるつもりはありません。
外国のまねをして、コピーを日本に作ったとしても、空気も気候も風土も文化も違うところでは全く同じものでも同じには見えないものです。
以前、私が明るい色のお洋服を着て、飛行機で北の大地に降りた瞬間、自分だけ浮いているのを感じたことがあります。
北鎌倉を歩いていると、昔ながらのたたずまいや洋館や近代的な建物が混在していますが、落ち着いた街並みです。
私がいつも心がけているのは、廻りとの調和を大切にしたいということです。
